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日枝神社のお宮参りとお守りについて

日枝神社のお宮参りとお守りについて

日枝神社は東京、赤坂の地に鎮座します。

江戸三大祭の一つ、山王祭が行われる神社で、大山咋神を主祭神として祀ります。

徳川家康の江戸入府より、江戸城の鎮守とされ、将軍家の産土神としても崇敬されていました。

今は「皇城の鎮」を称しています。

大山咋神(おおやまくい)は山の主、大地を支配して、万物の成長を見守る大いなる神。

そんな、大山咋神の神話や、神使の「猿」の縁起に纏わる、日枝神社の多彩なご神徳を紹介します。

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日枝神社は婚活の「パワースポット」良縁成就、縁結びの神さま

日枝神社のお宮参りとお守りについて

古く、古事記などの「丹塗(にぬり)矢」の神話によると、大山昨神は丹塗りの矢に化身して川を流れ下り、その矢を拾った玉依姫(たまよりひめ)と結ばれたとされます。

ゆえに、大山昨神は良縁成就、縁結びのご神徳を持つとされます。

また、大山昨神の神使が「猿」でした。

「猿」を「えん」と読み、「縁」とかけることで、縁結びのご利益があるともされます。

そんな故事に因んだ、かわいい「縁(猿)結び守 500円」が人気で、婚活をしている女性が購入を決めるそうです。

日枝神社は子授けの神さま。子授け守の丹塗りの「子授矢」が人気。

前述の丹塗矢の神話では、大山昨神と結ばれた玉依姫は、神の子、別雷神(わけいかずち)を懐妊します。

そんな故事に纏わり、日枝神社は子授けもご利益とします。

そして、丹塗矢の神話に因み、日枝神社の子授け守は、丹(赤)塗りの矢、「子授矢 3000円」なのです。

日枝神社は安産の神さま。御祈願は戌の日、または申の日に。

江戸期に将軍家の産土神として崇敬された日枝神社は、将軍家お世嗣ぎ出産の折には、安産の祈祷所とされました。

また、日枝神社では大山昨神の神使の「猿」が、犬と同様にお産が軽いことにちなみ、妊娠五ヶ月目の戌(いぬ)の日、または、申(さる)の日に安産祈願を行うのがよいとされます。

ゆえに、土、日や祝日と戌の日、申の日が重なるときは、大変な賑わいとなります。

安産祈願は平日の戌の日や申の日、または平日の大安がおすすめです。

安産錦守は 700円、腹帯は 5,000円です。

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日枝神社は魔除、厄除の神さま。猿のお守り「まさる守」が人気。

大山昨神の神使の「猿」は「神猿(まさる)」と呼ばれ、「魔が去る」と解されて、古く、魔除、厄除の信仰をあつめました。

数え年で男性は25歳、42歳(大厄)、61歳、女性は19歳、33歳(大厄)、37歳が厄年とされ、厄年のはじめに厄祓いを行うのがよいとされます。

また、人気の猿のお守り「まさる守」は(小)400円(大)500円。各、赤と白の2種類があります。

日枝神社は初宮詣で、七五三詣での宮としても人気。

初宮詣では無事な出産を神さまに奉告し、お子さまの健やかな成長をお祈りする行事です。

慶長9年、のちの3代将軍、家光公が江戸城内で誕生された折、日枝神社へ初宮詣でを行い、それ以降、将軍家では日枝神社への初宮詣でが慣例化、のちに庶民の間にも広がりました。

初宮詣では男の子は誕生32日、女の子は33日目のお参りが習わし。

でも、赤ちゃんとママの体調や、お天気や混雑具合を考慮して、日をお選びになるほうが良いようです。

七五三詣ではお子さまの健やかな成長を祝い、11月15日に3歳の男女児、5歳の男児、7歳の女児が晴れ着姿で産土神に参詣する儀式です。

初宮詣で、七五三詣では境内の「日枝あかさか」の各施設のご利用が便利。衣装レンタル、着付け、写真撮影、そしてお祝いのお食事までを承っているようです。

(要予約、日枝あかさか http://www.hieakasaka.net/参照)

縁結び 子授け 安産 初宮詣 七五三詣 厄除などの祈願

日枝神社では各種の祈願は、常時行われています。

受付は午前9時~午後4時半。祈願料は各10,000円から。

初宮詣での祈願では、お喰い初めの一式をお頒され、七五三では古例に倣い、神楽を奏して、鈴の祓が行なわれるようです。

まとめ

赤坂の日枝神社は永田町。国会議事堂にも近い街区のど真ん中。

正面から山王鳥居をくぐり、山王男坂と呼ばれる石段を登ると壮麗な神門。神門の左右で猿の大神像が参拝者を迎えます。

そして、神門を入れば、正面に重厚な社殿が鎮座しています。

また、外堀通りに面した山王鳥居から入れば、石段と並行してエスカレーターが設置されています。

赤ちゃんを抱いたママやご年配の方でも楽に参拝できます。

勿論、車で山上までゆくことも可能です。

日枝神社
主祭神 大山咋神
相殿神 田国常立神、伊弉冉神、足仲彦尊
社格 官幣大社 別表神社
東京都千代田区永田町2-10-5
03-3581-2471
開門時間
4月~9月 朝5時~夕方6時
10月~3月 朝6時~夕方5時
公式HP: ご祈願・お参りは東京・赤坂にある日枝神社
交通
地下鉄千代田線「赤坂駅」 出口2 徒歩3分
地下鉄南北線、銀座線「溜池山王駅」 出口7 徒歩3分
地下鉄千代田線「国会議事堂前駅」 出口5 徒歩5分
地下鉄銀座線、丸の内線「赤坂見附駅」 出口11 徒歩8分

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