伝説の三種の神器のひとつ、草薙神剣（くさなぎのみつるぎ）を祀る格式高い神宮、熱田神宮について調べてみました。
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熱田神宮って？
愛知県名古屋市熱田区にある神社。
草薙神剣の神霊とする熱田大神（あつたのおおかみ）を主祭神に、天照大神（あまてらすおおみかみ）、素盞嗚尊（すさのおのみこと）、日本武尊（やまとたけるのみこと）、その妃である宮簀媛命（みやすひめのみこと）、その兄の建稲種命（たけいなだねのみこと）という草薙神剣にゆかりのある神々が祀られています。
伊勢神宮に次ぐ、国家鎮護の神宮として崇敬されています。
境内は約6万坪もの広さがあり、樹齢千年を越える大きなクスノキが、荘厳な雰囲気を作り出しています。
その中には真言宗の開祖・弘法大師が手植えしたとされるものも。
長い歴史を感じさせられますね。毎年1月5日は「初えびす」として、商売繁盛・家内安全を祈る祭りが開催され、多くの参拝客が訪れています。
熱田神宮へのアクセス
熱田神宮は新幹線が停まる名古屋駅から名鉄名古屋本線に約5分乗車した後「神宮前」駅で下車し、徒歩3分という便利な場所にあります。
中部国際空港（セントレア）からなら、名鉄常滑線に約20分乗車で「神宮前」駅へ到着します。車の場合でも熱田神宮の近くには無料の駐車場が3箇所あります。
東門駐車場には約300台、西門駐車場は約40台、南門駐車場は約60台駐車ができます。
車でのアクセスが一番便利なのは西門駐車場ですが、朝5時からオープンしていることもあって、週末は朝のうちに満車になることもあります。
南門駐車場は朝7時からオープンし、こちらは熱田神宮の正門に最も近いのであまり歩きたくない方にオススメの場所。
東門駐車場は第一駐車場・第二駐車場とふたつに分かれていて、最大300台停められるのが魅力ですが、結婚式などが熱田神宮で開催されているときは一般用に解放されないため、週末は利用できないことがしばしばあります。
週末はなるべく公共交通機関を使った方がよいでしょう。
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熱田神宮の御朱印
寺社へ参拝した記録として、熱田神宮でも御朱印をいただくことができます。
熱田神宮の御朱印は値段が決められてなく、「お気持ちで」お納めするものなので、お釣りをもらわなくても大丈夫なように細かなお金を用意しておきましょう。
御朱印がいただける時間は朝7時から日没ごろまで、朝の凜とした空気の中でいただくのもオススメです。
もちろん、熱田神宮オリジナルの御朱印帳も販売されています。
シンプルなデザインですが、気品を感じさせてくれる御朱印帳です。
熱田神宮のお守り
熱田神宮では家内安全から無病息災、縁結びや家庭円満、学業成就、交通安全などさまざまなお守りやお札をいただくことができます。
ユニークなのは小さな神棚のようなデザインの「壁掛神殿」と、机の上に置ける「卓上神殿」。
マンションなど、神棚がないような家でもすぐに神棚を作ることができます。
また、日本武尊が能褒野（三重県亀山市）で亡くなった後、白鳥の姿になって妃である宮簀媛命の待つ熱田へ飛んで行ったという「しろとり伝説」にちなんで、白鳥の姿をしたお守りが縁結びや安産を祈願するものとして授与されています。
もちろん、「初えびす」の熱田神宮なので商売繁盛・家内安全のお札もあります。
お店や会社に飾って、毎日きちんと手を合わせたいですね。
熱田神宮会館について
日本武尊とその妃・宮簀媛命が祀られる熱田神宮は、格式高い神前挙式を行うことができる場所としても人気です。
そして、あまり知られていませんが、結婚相談所もあるのです！
婚活に励む人たちが自分のプロフィールを登録し、熱田神宮が仲介して良縁を紹介してくれるというシステムです。
ただこちら、年会費は1万円と格安なれど、インターネットを利用して大規模にサービスを展開しているお見合いサービスと違って、手作業でのやり取りが多いため、ゆっくりと構えるのが大切なようです。
いつか良縁に出会えて、神前挙式を行ってみたいですね。
さらに、赤ちゃんが産まれた後の「お宮参り」も熱田神宮で行えるため、末永く見守ってもらえそうです。
宝物の草薙神剣について
神話の時代に、天照大神から授けられたという八咫鏡（やたのかがみ）、八尺瓊勾玉（やさかにのまがたま）、そして熱田神宮に祀られている草薙神剣を三種の神器と呼び、歴代の天皇が継承してきて守ってきました。
八咫鏡は伊勢神宮に、八尺瓊勾玉は皇居の吹上御殿に保管されています。
熱田神宮がいかに格式高い神宮か分かるエピソードですよね。
伊勢神宮への参拝が大人気ですが、熱田神宮からも同じくらいのパワーをもらえると思います。