三重

パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?

パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?
伊勢神宮参拝のメインスポットとして、よく耳にする「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」。

あなたは、伊勢神宮がこの2つの社(やしろ)のことを指すと思っていませんか?

実はこの「内宮と外宮」の正宮に加え、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)を含め、トータル125社の総称が伊勢神宮なのです!

面積にすると東京ドーム約1200個分(5500ヘクタール)の広大な敷地。

ここでは、お伊勢参りを考えているあなたに「内宮」と「外宮」についてご紹介します。

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伊勢神宮の参拝時間・アクセス・駐車場の情報

外宮(豊受大神宮)

所在地:三重県伊勢市豊川町279
JR・近鉄伊勢市駅より、外宮参道を直進して約5分で外宮に到着。
外宮の駐車場:らくらく伊勢もうで | 駐車場案内 

参拝時間は

1月・2月・3月・4月・9月 午前5時~午後6時
5月・6月・7月・8月 午前5時~午後7時
5月・6月・7月・8月 午前5時~午後5時

内宮(皇大神宮)

所在地:三重県伊勢市宇治館町1
内宮へは、外宮向かいのバス停から内宮行きのバスで約15分程度。
※あらかじめ乗り放題チケットを買っておくと1000円程度で1日乗り放題になるものもございます。
内宮の駐車場:らくらく伊勢もうで | 駐車場案内 

参拝時間は

1月・2月・3月・4月・9月 午前5時~午後6時
5月・6月・7月・8月 午前5時~午後7時
10月・11月・12月 午前5時~午後5時

公式HP:伊勢神宮

参拝はまず外宮から...

伊勢神宮の参拝はまず「外宮」からと言われていますが、なぜ最初に外宮から参拝するのか?

その答えを知るためには外宮と内宮、それぞれどんな神様をおまつりしているのかを知っておく必要があります。

●外宮(豊受大神宮)

豊受大御神(とようけのおおみかみ)という、衣食住の神様。
内宮の天照大御神の食事をお世話する神様ということで、いわゆる専属のシェフといったところでしょうか…笑

●内宮(皇大神宮)

天照大御神(あまてらすおおみかみ)という、太陽を神格化した神様。
天皇家の先祖とされています。

まずは外宮で食事をして元気をいただき、後で内宮へ、その感謝を伝えに行く。
これが神宮参拝でもっとも重要なことになります。

といった順路が基本になりますが、もちろん決まりはありませんので内宮から参拝しても構わないと思います。

但し、片方だけ参拝する事は”片参り”といって望ましい事ではないと言われていますので、時間に余裕を持って両宮に参拝していただきたいです。

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外宮

パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?

外宮への参拝の道のりですが、伊勢市駅から外宮参道を直進していくと火除け橋という橋が見えて参ります。

この先の橋はかならず左側通行で渡りましょう。

外宮が左側通行である理由は諸説あり、明確にはなっていませんが、

  • 参拝前のお清めをする手水舎が参道の左側にあること
  • 正宮である豊受大神宮の入り口が参道の右側にあるので、遠回りをして神前へ参るという「慎みの心」の表れである

という、2つの理由が考えられています。

パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?
やがて鳥居が見えて参ります。

神宮の鳥居は神明(しんめい)鳥居という種類のもので、鳥居の最も原初の形とも言われております。

神宮の鳥居にはしめ縄などがついてませんが、必ず両脇に”榊(さかき)”が括られています。

この榊は神聖な場所への境界線を示すもので、”境木(境界線を示す木)”からこの榊を使われているとも言われています。

御朱印

パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?
さらにもうひとつの鳥居をくぐり、先へ進んで行くと、社務所があります。

御朱印はこちらでいただくことができます。

常時2名ほどで御朱印を受け付けているようなので、時間帯によっては並ぶこともあるかもしれません。

ご祭神

パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?

さらに先へ進むと、外宮の生宮、豊受大御神がお鎮まりの豊受大神宮が見えてきます。

衣食住の神様ですので、日々不自由なく生活を送れている事に感謝を捧げましょう。

ここまでが外宮の順路になりますが、別社などゆっくり巡っても、おおよそ1時間程度といったところでしょうか。

内宮へ...

そして、ついに感謝を伝えに行く内宮へ…

バスを降りますと、左手におはらい町、正面に大きな鳥居が見えて参ります。

歴史・ご利益

パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?

鳥居の間から宇治橋という橋がかかっているのがうかがえますが…なんと、ここに!ようやくここに金運UPのポイントが隠されているのです!

金運アップスポット・宇治橋

その宇治橋の”三枚目の板”を踏むことで金運がUPするのです!

ここで注意していただきたいのが、内宮は外宮とは逆で、右側通行になります。

内宮が右側通行である理由は諸説あり、明確にはなっていませんが、

  • 内宮は外宮とは逆で、参道の右側に手水舎があること
  • 正宮である皇大神宮の入口が参道の左側にあるため、遠回りをして神前に参るという「慎みの心」の表れである

と考えられています。

この橋は高低差180センチ、長さ101.8メートルありますが、式年遷宮までの20年間でなんと1億2000万人がこの橋を渡るため、5センチもすり減るとの事です。

通常、神社の建物は宮大工という職業の方が建設に当たるわけですが、この橋はさらに別の職業の方も建設に加わっています。

パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?

写真でもわかるように、橋がアーチを描いています。

実際橋に立ってみると船底をひっくり返したような形をしているのが分かりますが、建設に船大工も加わっているんです。

その理由ですが、アーチ状の橋を20年間維持する上での大敵は雨水による腐食です。

それを防ぐには、木材どうしの気密性が関わってくるため、常に水に浸かっていても浸水が起きないような木造船技術が必要になってくるのですね!

釘なども使用しないため錆びたりすることもありません。

擬宝珠

帰り順路でもう一度宇治橋を渡るわけですが、ここで橋に設けられている、小さなタージマハル(インドの伝統的な建築物)の屋根のようなもの。

これを擬宝珠(ぎぼし)というのですが、最後の擬宝珠の一個手前にあるこの擬宝珠になんとご利益があるのです!
パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?

こちらの擬宝珠は400年前からあるもので、この中にはお札が入っているのですが、なぜこの擬宝珠にお札が入っていると思いますか?

この橋は室町時代以降、幾度となく水害で流されてしまっていたようで、流されないよう神主によって安全祈祷が1万回行われたお札が入っているため、いつしかこの擬宝珠に触れることで、パワーをもらえるとされてきたのかもしれません!
この擬宝珠の正面に立つことで先ほど説明した、金運UPの3枚目の板をちょうど踏むことができるので一石二鳥に…どころか、一石五鳥くらいになっているかもしれませんよ!

式年遷宮

宇治橋の解説のところに出てまいりました、”20年に一度の式年遷宮”

とっても簡単に説明しますと...

20年に一度、全く同じ神殿を隣の敷地に建て、お引っ越しする儀式になります。
1番最近ですと、平成25年に行われましたが、式年遷宮のスタートはその8年前から始まり、なんと神宮125社ほぼ全て建て替えを行うのです。

元々神殿で使われていた木材は、神宮内の鳥居として再利用されたり、全国の神社へ送られ境内の修復などに使われたりもします。(東北大震災が起きた際は、多くの古材がつかわれたそうです)

1300年前から遷宮が行われている理由は、20年に1度の遷宮で神殿造りの伝統技術の後世に継承するためです。

なぜ20年に一度なのか?

昔の財源であった”お米(干飯)”⇦貨幣として扱われていた。
その備蓄期間は20年が最高であったため、1番最大量になる20年目を目安に大きな事業を行う事にしていたようです。
(現在は式年遷宮と宇治橋の架け替えは4年の差があるようです)

ちなみに20年に一度立て替えてしまい、歴史的建造物にはなりませんので、伊勢の神宮は国宝や世界遺産にはならないわけですね。

いよいよ、内宮の正宮、天照大御神がお鎮まりになっている、皇大神宮へ向かっていきます。

お守り、御朱印

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パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?
しばらく進んでいくと外宮同様、社務所があり御朱印やお守りはこちらで拝受することができます。

ここのお守りや御朱印も時間帯によっては並ぶことがありますので、タイミングを見計らって拝受されることをオススメします。

参拝すると必ずと言ってよいほど見かける”おみくじ”
伊勢神宮の内宮・外宮には、ありません。なぜでしょう?

江戸時代、空前のお伊勢参りブームが起きました。当時の庶民は『せめて一生に一度は』と言われたお伊勢参りを日本各地からこぞってしにきていました。
なので、”一生に一度のお伊勢参り、それができただけで大吉”なわけなのです。そう考えたらおみくじなんてモノは必要ないですよね!

神宮内には、しめ縄・狛犬・賽銭箱・鈴も無いんですよ!

ご祭神

パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?
いよいよ正宮に向かって参りいます。

ここはとても神聖な場所であるだけに、空気が違います。こちらでは、日頃の御加護に対して感謝を捧げてください。

内宮をゆっくり巡っても、おおよそ1時間から1時間半程度です。

観光スポット「おはらい町」と「おかげ横丁」

おはらい町

パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?
橋を渡り鳥居をくぐり内宮を出ると、右手におはらい町が見えてきます。連日多くの人が立ち寄るこのおはらい町。

いろいろなお土産や、出店が軒を連ねますが、なかでも有名なのが”伊勢うどん”
このうどん、他のうどんに比べてコシが全くないのですが、その理由は、江戸時代、多くの庶民がお伊勢参りをはるばる遠方から歩いてくるため、消耗した体を労ろうと消化を良くするためにコシをあえてなくしたと言われてます。

おかげ横丁

おはらい町の一角にあるこの横丁。
名物でもある赤福の社長さんが長年商売を続けてこれたのも、お伊勢さんのおかげでやってこれたということで、”おかげ横丁”が作られたみたいですね。

街並みは風情のある江戸・明治の建物が並んでいます。こちらで赤福をいただきながら一休みしてはいかがでしょうか。

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まとめ

パワースポット・伊勢神宮の参拝。アクセス・駐車場は?
最後に、伊勢の神宮は、金運などのご利益を求めて参拝をする目的よりも、日々、何不自由無く生活できていることのご加護に対して、感謝をしに行って欲しいなと思います。

その感謝する気持ちが、今後の人生でいろいろなご利益をもたらしてくれるのではないかと感じます。
そんな、お伊勢参りを一生に一度。してみてはいかがでしょうか?

-三重