善光寺のご開帳はいつ?宿坊や御朱印のまとめ

長野県長野市にある善光寺(ぜんこうじ)。
江戸時代には「一生に一度は善光寺詣り」と言われたほど人気の理由を調べてみました。

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善光寺って?

善光寺は長野県長野市に無宗派の寺院です。

無宗派なので、どんな仏教の宗派でも受け入れているという特徴があります。
ご本尊は日本最古と伝わる一光三尊阿弥陀如来。
数え年で七年に一度ごとに行われるご開帳のときには、たくさんの参拝客が訪れます。
東京からのアクセスも便利なので、癒やしの旅としてツアーも人気のエリアです。

善光寺で宿坊してみたい!

善光寺のまわりには39の宿坊施設があります。
せっかくの善光寺、駅前にはビジネスホテルもあるけれど、お寺に泊まる「宿坊」もオススメです。

それぞれの宿坊施設には御堂があって住職がいて、いろいろな個性があります。
また、宿坊で泊まると、日の出とともに本堂で始まる「お朝事(あさじ)」に参加することできます。
日の出の時間にスタートだから、夏のときは朝5時半ということもありますが、たくさんの住職が集まって読経する姿はとても荘厳で心が洗われる体験です。

1,000年以上も毎朝かかさず行われている「お朝事(あさじ)」、朝が苦手な人もぜひがんばって参加してみてください。
宿坊施設は2名以上からの利用となっているため、ひとりでは泊まれないのが残念なところです。
善光寺の宿坊が集まる宿坊組合でもひとり向けの宿泊は案内していないため、一人旅のときはホテルへ泊まるしかないようです。

善光寺の精進料理

宿坊の食事は、お肉やお魚や玉子、「五葷(ごくん)」という匂いの強い野菜(ネギ、ラッキョウ、ニンニク、たまねぎ、ニラ)を使わない「精進料理」が基本です。
長野らしいお蕎麦が付いていたり、想像するよりもずっと華やかでおいしい内容です。
ぱっと見たときにお肉やお魚と見間違えるような「もどき料理」も楽しく、うなぎの蒲焼に似せて大豆で作った「うなぎもどき」は、うなぎの身部分だけではなく、皮のところまでしっかり再現されています。

お酒を飲むことは禁止されていないから、お酒のオーダーは可能です。宿坊で出るお酒は「般若湯」と呼ばれています。

なぜ般若という怖い名前がついているのかというと、「お酒を飲むこと自体が悪いのではなく、お酒を飲んで悪いことをするのが悪い。

その真実を見誤らないように」ということで、真実を見抜く力のある般若の名前がつけられているとのこと。
やみくもにすべてを禁止しているのではなく、きちんと考えられているのがおもしろいですよね。

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善光寺ご開帳

善光寺の御本尊は西暦654年以来の秘仏「一光三尊(いっこうさんぞん)阿弥陀如来」です。
これは、阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩がひとつの光の中に描かれた独特のもの。

その後の鎌倉時代に、御本尊の御身代わりとして「金銅阿弥陀如来及両脇侍立像(前立本尊)」が造られました。
この前立本尊も、ふだんは宝物殿に置かれていますが、数え年で七年に一度(6年ごとの丑(うし)年と未(ひつじ)年ごと)に本堂に置かれ、「ご開帳」が行われます。

この期間中は前立本尊の右手に結ばれた五色の糸が本堂前の回向柱に結ばれて、回向柱に触れることで前立本尊と触れたのと同じ、ありがたいこととしてたくさんの参拝客が訪れます。未(ひつじ)年のご開帳は2015年に行われたので、次は丑(うし)年の2021年になります。

そうそう、回向柱は本堂の前だけじゃなく、世尊院(釈迦堂)の前にもあるので、両方に触れておくのを忘れずに。
世尊院は釈迦涅槃像とつながっているので、両方に触れることで現世(釈迦)と来世(阿弥陀如来)の幸せが訪れるとされています。

善光寺の御朱印

寺社を参拝した記録として、善光寺でも御朱印をいただくことができます。
御朱印所は本堂の手前に複数箇所ありますが、どちらも大変混雑しています。
週末にもなると、数時間待ちの行列になることもあるので、時間に余裕を持って訪れることをオススメします。

せっかくの御朱印ですし、ひとつずつ丁寧に書いていただいているからこそ時間がかかっています。

イライラしながら行列に並ぶなんてことがないように気をつけたいですね。

善光寺が人気の理由

善光寺は1400年の歴史を持つ日本最古のお寺で、現在の本堂は約300年前に「撞木造り」という独自の方法で作られました。

奈良・東大寺大仏殿、京都・三十三間堂とともに、日本を代表する木造建築です。
かつて、多くの寺社が女人禁制だったころ、善光寺は男性も女性も、身分を問わずに誰でも参拝することができ、すべての人が極楽へ行けるお寺ということで大変な人気を誇りました。いまでも年間600万人が訪れています。

ふだん、お寺に触れあうことがなくても、自分の宗派が何かよく分からなくても、善光寺はすべての人を受け入れています。

1400年の歴史に触れて、ゆっくりとした時間を過ごしてみましょう。
たくさんのご縁で続いている歴史ですから、きっといい縁が巡ってくるはずですよ。