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愛宕神社の階段で出世?ご利益は?アクセスとお守りまとめ

愛宕神社の階段で出世?ご利益は?アクセスとお守りまとめ

愛宕神社は慶長8年、徳川家康の命により江戸を護る、防火の神として祀られました。祭神の火産霊命は神話における火の神。

愛宕神社は標高26mの小山、愛宕山上に鎮座します。

この小山は春の桜、夏は降り注ぐ蝉時雨、秋の紅葉、冬は雪景色と四季を楽しめる貴重な自然を都心に残します。

愛宕山は江戸期から、桜見物と見晴らしの名所として浮世絵に描かれる遊興の地として賑いました。

そんな小山が、のちに講談の演目の舞台となり、また歴史に彩どられた因縁の地として、注目を浴びることになります。

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故事に由来する「出世の石段」と呼ばれる急坂の逸話

出世の石段

山上の社殿へは、男坂と呼ばれる正面の急勾配の石段と女坂と呼ばれる勾配の緩やかな坂があります。

男坂は86段の石段で「出世の石段」とも呼ばれます。

そして、その名は講談で有名な、ある故事に由来します。

時は寛永11年、三代将軍の家光公が増上寺を参詣した帰りに、愛宕神社の前を通りがかります。

折りしも山上には梅が満開、家光公は梅の見事さに「誰か、あの梅を馬にて取って参れ。」と供の者に命じます。

が、急勾配な石段に恐れをなした供の者たちは、皆、尻込み。

そんな中、石段に馬を向けた者がいました。そして、その者はかけ声とともに馬を操り、一気に石段を駆け上がります。

石段を駆け上がり、手折りし梅の枝を家光公に献上したその者は、讃岐、丸亀藩の曲垣平九郎。

そして、平九郎は家光公より「日の本一の馬術の名人」と讃えられ、その名は諸国に轟きわたりました。

この故事にちなみ、男坂は「出世の石段」と呼ばれ、男坂を登って参拝すれば運が開け、出世が望めると、多くの参拝客が競って急勾配の石段を登ったといいます。

今は男坂には手摺や鎖が設置され、愛宕山トンネルの東側入口にはエレベーターも設置されて、どなたでも山上を楽しめます。

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愛宕神社のご利益は防火、そして出世の石段に因む開運、出世

愛宕信仰は京都の愛宕山に始まる火伏の信仰。防火、防災に霊験があるとされ、全国に広まりました。

愛宕神社の火事除けの御守は「鎮火の護符」が人気です。

そして、出世の石段に因む、開運出世、仕事運向上の御守、「金箔、勝運守(1500円)」が人気。就職活動の方にもご利益があるとも。

また、歳末の「羽子板絵馬(1300円)」が人気の魔除け。愛宕神社は浅草の羽子板市の発祥であり、この羽子板絵馬にその名残りをとどめるとされます。

愛宕神社では厄払い、七五三などのご祈願、また、会社関係の仕事初め、事務所開き、商売繁盛などのご祈願を行っています。

ご祈願は午前10時~午後3時まで。

愛宕神社の境内にはご利益スポットが散在します

社殿の手前には人気のスポット、「招き石」と呼ばれるちょっと変わった形の石。撫でると福を招くとされます。

社殿の横には「太郎坊社」、祭神は愛宕の太郎坊と古くから敬われた猿田彦神。神話において、天孫降臨の瓊瓊杵尊を道案内した神さま。天狗の姿で、旅行にご利益があるとされます。

その隣には食物の神、宇迦御魂神を祀る「福寿稲荷社」。

そして、大國主命、事代主命を祀る「大黒天社」は商売繁盛の神さま。

境内の池の傍には、市杵島姫命を祀る、蓄財の神「弁財天社」と、ご利益スポットがいっぱいです。

愛宕神社の階段で出世?ご利益は?アクセスとお守りまとめ

幕末の桜田門外の変において、井伊大老を襲った水戸藩の浪士たちは、この山上に集結、愛宕神社で成功を祈願して桜田門に向かったとされます。

また、慶応4年の江戸開城においては、勝海舟が西郷隆盛を誘い、この山上から二人で江戸の町を一望し、戦火を避けようと語り合ったことで、薩摩屋敷での無血開城会談へと導きました。

愛宕神社は多くの逸話の舞台となり、歴史に彩どられた因縁の地として、また、都心の自然観、そして、防火、開運出世をはじめとする、ご利益スポットとして魅力いっぱいです。

愛宕神社
主祭神 火産霊命
配祀 罔象女命、大山祇命、日本武尊
創建 1603年(慶長8年)
東京都港区愛宕一丁目5-3
03-3431-0327
公式HP:愛宕神社【公式】
交通
地下鉄 日比谷線「神谷町駅」徒歩5分
地下鉄 銀座線「虎ノ門駅」徒歩8分
地下鉄 都営三田線「御成門駅」徒歩8分