小笠原諸島は東京のはるか南方1000kmの太平洋上に浮かぶ島々。
父島、母島を主島とする30あまりの火山列島で、東京都に属しています。
紺碧の海に囲まれて、色鮮やかな景色が広がる自然豊かな島々は、殊に、太平洋に浮かぶ常夏の楽園。
その独自の自然が評価され、2011年にはユネスコの世界自然遺産にも登録されています。
青のグラデーションが美しい海、生命の力強さがあふれる亜熱帯の森、吸いこまれそうな満天の星空など、とびっきりの大自然に抱かれた小笠原の島々は、太平洋に浮かぶ一大パワースポット。
地球の息吹きを感じる、ネイチャーエネルギーに満ちています。
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地球上で最も壮大なパワー、海洋エネルギーに満たされた島々!
富士山が大地のエネルギー(気)がみなぎるパワースポットとすれば、太平洋の真ん中に浮かぶ小笠原の島々は海洋のエネルギーが満ちたパワースポットです。
小笠原の海は壮大で美しさにあふれ、海の中も魅力がいっぱいです。
青のグラデーションが眩しく輝き、サンゴ礁や熱帯魚たちがカラフルな世界をつくります。
少し沖にはアオウミガメが悠然と泳ぎ、アジやマグロの大群が回遊して感動的な世界が広がります。
地球の大部分は海であり、海洋のエネルギーは地球上で最も壮大なパワーです。
そして、海には浄化のパワーが秘められています。
日本神話では死者の地、黄泉(よみ)の国へ行った伊邪那岐命(いざなぎ)は、身体についた穢れ(けがれ)を落とすため筑紫の海辺、阿波岐原で禊(みそぎ)を行い、海水で身を清めます。
澄んだ海水は浄化のパワーが強く、「潮垢離(しおごり)」など、禊の神事に使われます。
また、海水から精製される塩には災厄を払う霊力があるとされ、「盛り塩」などに使われます。
殊に、清浄な小笠原の海は上質のパワーで心身を浄化します。
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小笠原の島々は生命エネルギーが満ちたパワースポット!
小笠原の海にはザトウクジラが繁殖、子育てのために北の海から訪れるなど、20種以上のクジラ類が回遊し、イルカは1年を通じて見ることができます。
また、小笠原の島々は日本最大のアオウミガメの繁殖地ともされます。
水温が高く、澄んだ小笠原の海は生き物たちの楽園です。
そして、海は生命が誕生した場所であり、すべての生命の根源でした。
6500万年前に隆起したといわれる小笠原の島々は、太古は大陸の一部だったといわれます。
以降、大陸から隔絶された孤島として、生きものたちは独自の進化を遂げます。
また、流れついた植物の種子は新天地で固有の種をつくります。
小笠原の島々は東洋のガラパゴスとも呼ばれるの固有種の宝庫。
不思議なかたちの植物や見たこともない鳥など、貴重な生きものたちがあふれています。
小笠原の島々は生命エネルギーが満ちたパワースポットなのです。
太平洋に浮かぶパワースポット、小笠原諸島の正しい楽しみ方
小笠原へは東京港竹芝桟橋から定期船「おがさわら丸」が、父島二見港まで就航しています。
飛行場は無く、この船便のみです。
通常は週1便で、所要時間は24時間。
父島到着時に宿泊施設やガイドツアーのスタッフが二見港でツーリストを迎えてくれます。
小笠原のパワースポットを満喫するならガイドツアーが便利。
澄んだ海でサンゴ礁や熱帯魚を楽しむ「シュノーケリング体験」。
ジャンプを繰り返すザトウクジラの生態に触れ、野生のイルカと一緒に泳ぐ「ドルフィンスイム&ザトウクジラウォッチング」。
幻想的な亜熱帯の森で、貴重な固有種の生きものたちを楽しむ「エコツアー体験」。
また、山上から太平洋に沈む夕日を眺め、やがて、現れる満天の星空と一体化する「スターウォッチング」など、小笠原のガイドツアーはどれも浄化パワーにあふれ、心身をリフレッシュしてくれます。
そして、ぜひ行ってほしいのが父島の南に浮かぶ、天然記念物の無人島、「南島」。
この島は1日に100人という上陸制限があり、人の手が加わっていない楽園。
海とトンネルで繋がった秘密の入江、「扇池」の澄んだエメラルドグリーンと白い砂浜のコントラストは殊に天国。
小笠原最大のパワースポットです。
父島からさらに50km南に母島が浮かびます。
小笠原の島々で人が住むのは父島と母島だけ。
そして、母島では無人島を巡りながらサンゴ礁でのスノーケリングやイルカウォッチングを楽しむ「ネイチャーツアー」や、小笠原最高峰からの眺望を楽しむツアー、針の岩と呼ばれる石灰岩地形「ラピエ」のツアーなど、興味深いアクティビティがいっぱいです。
母島へは父島から「ははじま丸」が就航、2時間の航海です。
本州と小笠原を結ぶ唯一の交通手段、「おがさわら丸」は1週間をかけて1往復します。
つまり、小笠原に行くには最低でも1週間は必要です。
しかも、台風などで欠航することも多く、1週間で帰れるという保証はありません。
それでも、小笠原の島々が人気を集めているのはそれだけの価値があるということ。
父島二見港でのおがさわら丸の出港はいつもお祭り騒ぎ。
ツーリストを見送る島人が岸壁にあふれ、太鼓の音が響きます。
やがて、おがさわら丸が出港すると何艘もの船が併走して、ちぎれんばかりに手を振って別れを惜しみます。
そして最後には船から海へみんなで飛び込むパフォーマンス。小笠原のエネルギーあふれる、熱いソウルを感じます。
この島々に自身の名を冠した男の存在があります。世は戦国時代、徳川家康に仕えた武将、小笠原貞頼は伊豆奉行となり、南海の無人島開発の任を得て航海にでます。
そして、慶長3年(1598年)、小笠原貞頼は南海の果てにこの島々を発見したとされ、小笠原諸島の名の由来となります。(小笠原島新誌より)
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まとめ
小笠原諸島
東京都小笠原村父島、母島
アクセス:東京港竹芝桟橋~父島二見港「おがさわら丸」で24時間
公式サイト:小笠原海運
参照:小笠原村観光協会(父島)公式サイト:小笠原村観光協会
参照:母島観光協会公式サイト:小笠原母島観光協会~小笠原の旅は母島へ
沖縄や奄美大島には神々が住む理想郷、「ニライカナイ」の伝承があります。
沖縄や奄美大島の遥か東の海にあるとされる常世の楽土、ニライカナイは生命の根源であり、ニライカナイから神がやってきて豊穣をもたらすと伝わります。
そして、沖縄や奄美大島など南西諸島の1300kmの東に小笠原諸島が浮かびます。
小笠原諸島と理想郷、ニライカナイの存在が重なります。
黒潮続流と呼ばれる海流は、小笠原諸島あたりから西に向い、沖縄や奄美大島の近海へと戻ります。
ニライカナイの伝承とは小笠原の島々に由来するものでしょうか。
父島や母島では本土の縄文文化や南西諸島の先史文化に似た遺跡が発見され、太古の小笠原の島々に跋扈(ばっこ)した古代人の痕跡がみられます。
この小笠原の島々に由来するとみえる伝承は、小笠原諸島の存在が神々の時代から日本人の意識にかかわっていた証(あかし)。
小笠原諸島のパワーの秘密とはスピリチュアルで、時間や場所の観念にとらわれない地球的なネイチャーエネルギーを根源とすること。
あなたも小笠原の島々で、壮大な地球の息吹きを感じてみませんか!?