お正月には300万人を超える参拝客が訪れる、東京を代表する神宮「明治神宮」。
なぜこれほどまで人々を惹きつけるのか、調べてみました。
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明治神宮って?
明治神宮には明治天皇と、妻である昭憲皇太后が祭られています。
場所は若者ファッションの発信地として世界中から注目を浴びる原宿。
明治神宮に続くまっすぐな道は「表参道」として、ヴィトンなどの高級ブランドから、人気のパンケーキやポップコーンショップなど、最先端のお店が集まっています。
こんな光景はドイツのケルン大聖堂やイタリアのミラノ大聖堂など、海外のスピリチュアル・スポットでは目にできません。では、明治神宮はどうやって作られたのでしょうか?
明治神宮の歴史は、実はとても浅いです。
創建されたのは1920年、神話の時代から続き、1000年以上の歴史がある出雲大社とはまったく違います。
1912年に明治天皇、1914年に昭憲皇太后が崩御されると、日本の近代化に多大な功績を残した明治天皇を祭るため、神宮を作ろうという声が民間からあがりました。
中国に伝わる、東西南北の方角を守る神「四神」の考えを取り入れ、東に青竜、南に朱雀、西に白虎、北に玄武をあらわす吉相を備えた地形、京都の比叡山、江戸の日光山と相応しい場所として、かつては武家屋敷があり、加藤清正の加藤家、のちに井伊家が住んでいた、原宿の代々木御料地が選ばれました。
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清正の井戸
代々木御料地の中には、江戸初期の名将・加藤清正が掘ったと伝えられる井戸がありました。
年間を通じて枯れることなく、常に清らかな水を保っていたため、1938年の調査で水源が湧水であると分かるまでは、謎に包まれた神秘の井戸でした。
多くの人々から「清正公の井戸は不思議に枯れない」と、大切にされてきました。
この井戸が、パワースポットとして大人気の「清正の井戸」です。
明治神宮の創建とパワースポット化
清正の井戸を含む形で、明治神宮が作られることが決定しました。もともと、明治神宮は民間から要望があがったこともあり、総工費のすべてが寄付でまかなわれました。
お金だけではなく、全国から10 万本以上の献木が集まり、大きな森が作られることになりました。
日々の作業も11万人以上が無償で働き、まさに人々の情熱と、人々の手によって明治神宮は作られたのでした。
明治神宮は歴史の浅い神宮です。だけど、たくさんの人々の強い思いがこもっています。
また、その中には清正の井戸という、古くから大切にされてきた場所もあります。
私たちが明治神宮を参拝したり、清正の井戸をのぞき込んだりしたときに特別な気持ちになるのは、時間を超えてその思いに触れられるからなのかもしれません。
「清正の井戸を待ち受け画面にすると運気があがる」というのも、常に身につけて、常に目にする「待ち受け画面」の中に、人々の思いを写し込んでおくことで、時間と場所を越えてその思いに触れられるからなのかもしれませんね。
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明治神宮のお守り
たくさんの人が集まる場所だから、願い事もさまざまです。
明治神宮では、就職成就、合格成就、縁結び、安産祈願、子供の成長や旅行の安全、交通安全など、たくさんの種類のお守りが販売されています。
明治神宮の入場門は日の出に合わせて開門され、日の入りに合わせて閉門します。
お守りを販売している社務所も、開門・閉門に合わせた営業時間です。
日の出が早い夏の時間だったら、会社へ行く前にお守りを購入することもできそうです。
お守りは毎年買い換える方が効果が高いと言われています。
古くなったお守りは明治神宮の古神符納所に返納しましょう。
明治神宮のお守りの中で、特に効果が強そうなのは「開運木鈴 こだま」です。
創建当時に全国から集まった10万本を超える献木。100年近い歴史を重ねると、どうしても自然の風雨で折れてしまうものがあります。
その御神木を使って作られたのが「こだま」です。
木鈴の清らかな音に耳を傾けていると、人々の思いと、木々の命である木霊(こだま)に触れられるようです。
人々が作り出したパワースポット・明治神宮は、これからもたくさんの人々の思いをはぐくみながら、さらに強力なパワースポットになっていきそうです。
皆さんもぜひ、その思いに触れてパワーを受け取ってみてくださいね。