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浅草寺にもあった!?パワースポットの場所やご朱印のご利益

浅草寺にもあった!?パワースポットの場所やご朱印のご利益

浅草の「浅草寺(せんそうじ)」は聖観音宗の総本山。

縁起では飛鳥時代、隅田川で漁をしていた兄弟の網に観音菩薩像が掛かり、それを祀ったことがはじまりとされ、大化元年(645年)に勝海上人が観音堂を建てています。浅草寺は1400年の歴史をもつ都内最古の寺であり、年間約3000万人もの参拝客が訪れるパワースポットです。

浅草寺に祀られる聖観世音菩薩は慈悲深く、人々の苦しみを除いて、楽しみを与えてくれる仏とされます。浅草寺は慈悲のパワーがあふれるパワースポットなのです。

そして、浅草寺は龍神の寺ともされます。本尊(寺院の本堂に安置され、信仰の対象として最も尊重されている仏像)の聖観世音菩薩を龍神が守護するとされ、各所に龍画、龍神像があり、龍神のエネルギーが満ちあふれています。

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浅草寺のご利益スポット【雷門、仲見世、宝蔵門、お水舎、香閣】

浅草寺にもあった!?パワースポットの場所やご朱印のご利益

浅草の顔、雷門は松下幸之助氏が浅草寺に祈願して病気が治ったお礼に寄進したものです。

境内に散財するご利益スポット

風水では浅草寺にはよい「気」が集まるといわれます。そして、この地のエネルギーとあいまって、浅草寺は一大パワースポットになっています。また、浅草寺には50か所ものご利益(ごりやく)スポットがあるといわれます。浅草寺を巡って、そのパワーを感じてみましょう。

表参道の入口、「雷門」には左右に風神、雷神の像があり、浅草寺の守護とされています。一礼をして門をくぐりましょう。背面には金龍(女神)、天龍(男神)の像があり、魔除け、災厄除けのスポットとされています。

雷門から続く「仲見世(なかみせ)」は、お店が立ち並ぶ表参道。運気アップの縁起物であふれています。

仲見世をぬけた先には「宝蔵門」があり、災厄除けの金剛力士(仁王)像が左右に配されます。一礼をして門をくぐると、背面に魔除けの巨大なわらじが下げられています。ここも強力な災厄除けのスポットです。

本堂の手前には「お水舎」があります。天井には龍画が描かれ、手水鉢には龍神と沙竭羅龍王(さからりゅうおう)像が配されます。浅草寺の守護、龍神は水神、手と口を水で清めて災厄を払い、龍神の気をいただきます。

そして、本堂の前には「香閣」があります。線香の煙で心身を清め、身体の悪いところに煙を当てましょう。

浅草寺にもあった!?パワースポットの場所やご朱印のご利益

運気アップの縁起物があふれる仲見世

浅草寺にもあった!?パワースポットの場所やご朱印のご利益

仁王像がにらむ宝蔵門は強力な災厄除けのスポットです

浅草寺にもあった!?パワースポットの場所やご朱印のご利益

香閣では線香の煙で心身を清めます

本堂

「本堂」は戦災で焼けた3代将軍徳川家光建立の旧本堂(国宝)を再現したもの。風格あふれる大堂です。堂内では本尊の聖観世音菩薩が非公開の「秘仏」とされ、厨子に納められています。参拝の際は合掌して「南無観世音菩薩(なむかんぜおんぼさつ)」とお唱えしましょう。

本堂の外陣の天井には龍が描かれ、本尊を守護しています。ここにも龍神のパワーがあふれています。そして、本堂内陣の横から裏にまわると「裏観音」と呼ばれる観世音菩薩像が祀られています。ここでは静かに観音さまと向き合えます。おすすめのご利益スポットです。

浅草寺にもあった!?パワースポットの場所やご朱印のご利益

風格あふれる重厚な本堂

影向堂(ようごうどう)

本堂の左奥の「影向堂(ようごうどう)」では、中央に聖観世音菩薩、左右に干支(えと)守護の仏が祀られています。

自分の干支の仏さまは守護仏、守り本尊ともいわれ、ご利益も特別です。また、影向堂には浅草名所七福神の「大黒天」が祀られます。大黒天は五穀豊穣の神、商売繁盛の神さまです。

六角堂、一言不動尊、薬師堂

影向堂の境内には多くのお堂や祠が並んでいます。

「六角堂」は浅草寺で最も古いお堂。日限地蔵(ひぎりじぞう)を祀り、日数を決めてお参りすると願いが叶うといわれます。お堂の前の「一言不動尊」は願いごとをひとつだけお願いすると叶うとされます。「薬師堂」は病気を治して、苦しみから救うとされる薬師如来を祀ります。3代将軍、徳川家光が寄進したお堂です。

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願掛けスポット

影向堂前の池の周辺には願掛けスポットが並びます。戸隠神社の九頭龍大神を祀る「九頭龍権現」は雨と水の神、縁結びの神ともされます。そして、出世をねがう「出世地蔵尊」、商売繁盛の「商徳地蔵尊」、金運スポットの「銭塚弁才天」、長寿をねがう「めぐみ地蔵尊」、子授け子育ての「子育地蔵尊」などなど、とても賑やかです。

影向堂の奥の「銭塚地蔵堂」は銭が詰まった壺を掘りあてたが、それに頼らないように埋めもどしたとする銭塚の話にかかわる六地蔵を祀ります。お堂の前の「カンカン地蔵尊」は石で地蔵をたたいて願いごとをします。

女性の守り神

影向堂の左奥の「淡島堂」は女性の守り神、淡島明神を祀ったお堂。女性の病気や子授け、安産、子育ての神さまです。

境内の「胎内くぐりの石灯籠」は、子どもがくぐると病気にならないとされます。

浅草神社(三社様)

本堂の右には「浅草神社(三社様)」が鎮座します。浅草寺本尊の観音菩薩像を引きあげた漁師兄弟とそれを祀った僧を祭神とします。

鳥居をくぐった右手には良縁成就、夫婦円満の「夫婦狛犬」があり、人気を集めています。境内右奥には出世運アップの「被官稲荷神社」が鎮座します。この社をあつく信仰した江戸の町火消し、新門辰五郎の娘、お芳は15代将軍、徳川慶喜の側室となり、玉の輿の出世をしています。

そして、本堂の前方には五重塔が建ちます。最上階には仏舎利(お釈迦さまの骨)が安置され、その美しい姿と存在感は、安心感を与えて迷いの心を鎮めてくれます。

浅草寺にもあった!?パワースポットの場所やご朱印のご利益

五重塔とスカイツリー

縁結びスポット「久米平内堂(くめのへいないどう)」

宝蔵門のそばに縁結びスポット、「久米平内堂(くめのへいないどう)」があります。

剣の達人、久米平内が多くの人の命を奪った罪滅ぼしに自分の像を埋め、人々に踏みつけさせました。踏みつけが「文付け(恋文)」に通じることで縁結び神となります。願いごとを書いて納めると恋が成就するといわれます。

その奥、弁天山の石段の上に「弁天堂」があります。弁天さまは海の神、水の神で、財産と知恵を与えます。また、芸ごとの神さまともされます。

鎮護堂(ちんごどう)

仲見世から伝法院通りを歩いたところに「鎮護堂(ちんごどう)」があります。

境内にすむ狸(タヌキ)が伝法院の住職の夢にあらわれて、自分を祀れば寺を火事から守るといいます。やがて、狸は伝法院の鎮守「お狸さま」として祀られ、学問の神、商売の神ともなります。

鎮護堂の「たぬきのお守り」が人気を集めています。また、鎮護堂の銀杏は樹齢400年以上ともされるパワースポット。東京大空襲で焼夷弾を浴びながら、猛火から鎮護堂を守ったとされ、幹には焼けあとが残っています。

毎年7月9日と10日は「四万六千日」と呼ばれる日。この日にお参りすれは4万6000日(約126年)お参りしたのと同じご利益があるとされます。この日には「ほおずき市」も開催されます。

ご朱印はお寺や神社への参拝の印。お札・お守りと同じご利益あり

「ご朱印」はお寺や神社に参拝したあかしとしていただくもの。浅草寺のご朱印は本堂の左奥、影向堂内の授与所でいただけます。

ご朱印は浅草寺のご本尊「聖観世音菩薩」と影向堂に祀られる「大黒天」の2種があり、ご志納金はともに300円です。

授与時間は午前9時から午後5時。また、浅草寺ではご本尊の守護である金龍がデザインされたオリジナルのご朱印帳が頒布されています。

お布施やご志納金、初穂料を納めて、ご朱印帳に寺社名、ご本尊やご神体、参拝日を墨書、寺社印を押していただきます。近年のパワースポットブームもあり、ご朱印を集めている方は少なくありません。

ご朱印は本来、お寺に写経を納めた際にいただくものでした。西国巡礼などの信仰とともに広まったとされます。やがて、納経しなくても参拝のあかしとしていただけるようになり、それが神社にも広まったようです。観光地などの記念スタンプなどとは少し、意味がちがいます。

浅草寺では般若心経一巻または、観音経偈文(げもん)などを写し書きするか読経をした後に、ご朱印をお受けになるようにと薦めています。そして、ご朱印はお札やお守、護符と同じく、ご本尊やご神体の分身ともいうべきもの。ご朱印帳は大切に保管しましょう。できれば仏壇や神棚へ。

浅草寺のアクセス、開門時間

浅草寺(せんそうじ)
住所:東京都台東区浅草2-3-1
開門時間:6:00~17:00
アクセス:東武スカイツリーライン、東京メトロ銀座線、つくばエクスプレス、都営地下鉄浅草線、各浅草駅より徒歩5分
浅草寺公式サイト:あさくさかんのん| 浅草寺 せんそうじ

[まとめ]観音さまの慈悲パワーやご利益スポットのエネルギーを感じる浅草寺の歩き方

ご本尊、聖観世音菩薩の慈悲のパワーをはじめ、境内に散在するご利益スポットのエネルギーと浅草寺に集まるエネルギーがあいまって、浅草寺は一大パワースポットとなっています。

浅草寺に参拝する際はゆっくりと時間をとって、聖観世音菩薩をはじめとするみ仏や神々と向きあって、そのパワーを五感で感じながら境内を巡り、仲見世を楽しんでください。きっと、あなたの内にエネルギーが満ちてくるはずです。

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