東京

葛飾柴又帝釈天とは?参道商店街と梵天とお宮参りまとめ

葛飾柴又帝釈天とは?参道商店街と梵天とお宮参りまとめ

まるでタイムスリップしたような気分!レトロなお店が並ぶ帝釈天参道商店街と、見事な彫刻も美しい葛飾柴又帝釈天について調べてみました。

SPONSOR LINK

葛飾柴又帝釈天って?

葛飾柴又帝釈天とは?参道商店街と梵天とお宮参りまとめ

江戸時代初期に創られた日蓮宗のお寺、題経寺が基礎となり、帝釈天を信仰していたことから「葛飾柴又帝釈天」として知られるようになりました。

帝釈天とは仏教を守護する十二の天尊「十二天」のひとりで、古代インド神話では最強の神とされています。

この帝釈天と、もうひとりの十二天である梵天がふたりで対になって仏陀や菩薩を守護するとされています。

そのため、帝釈天の像と梵天の像はほとんど同じ姿で造られて、見分けがつかない場合もあります。

「葛飾柴又帝釈天」という名前ですが、ご本尊は帝釈天ではなく、祖師堂の中にある「大曼荼羅」がご本尊です。

参拝した際には、帝釈天だけではなくて大曼荼羅も拝観しましょう。

また、映画「男はつらいよ」シリーズで寅さんがしゃべる有名な口上、

「わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又です。を使い・・・」

というのがあります。

この帝釈天の産湯、葛飾柴又帝釈天の創建以前より湧き出ていたと言われる地下水は、一度も枯れることなく今でも御神水として湧き出ています。

飲用できますので、古くから人々の喉を潤し、寅さんの産湯として使われた水を味わってみましょう。

拝観時間は朝の9時から夕方18時までです。

帝釈天参道商店街がすごい

葛飾柴又帝釈天とは?参道商店街と梵天とお宮参りまとめ
葛飾柴又帝釈天は、京成線「柴又」駅から徒歩5分くらいの距離です。

駅から帝釈天まで続く約200mの参道には、まるでタイムスリップしたような気分になれるレトロなお店が並んでいます。

駅前には観光案内所があるので、参道マップをいただいておくと便利。

この界隈は第二次大戦の戦火を免れた古い建物が残り、ゆっくりと散策するにぴったりな場所です。

駄菓子屋さんから団子屋、せんべい屋、関東風の黒いタレが染みこんだ天丼屋、どら焼き屋やスウィートポテトのお店もあります。

食べ歩きできるものも多いので、あれこれ買って楽しみましょう。

もちろん、参道らしく仏具やだるまのような開運グッズも売っています。

映画「男はつらいよ」シリーズを見たことがある人だったら、さらに楽しめそうです。

夜になるとどこのお店も早く閉まってしまいますが、閉まった後のライトアップもまた素敵です。

さらに、60日ごとに行われる「庚申の日」には帝釈天と参道で縁日が行われ、ふだん以上にたくさんの人で賑わいます。

庚申の日とは、かつて日蓮上人が製作したと伝えられる帝釈天の板本尊が長きに渡って行方不明となっていたところ、古い暦でいうところの「庚申の日」に発見されたことから、60日ごとの庚申の日に「ご縁」のある祭り、縁日を行うようになったものです。

庚申の日のスケジュールは現代のカレンダーには載っていないので、葛飾柴又帝釈天のサイトなどからチェックしてみましょう。

SPONSOR LINK

帝釈天でお宮参り

生後30日を過ぎたころに行う、お宮参り。

赤ちゃんの誕生の報告と、健やかな成長を願う風習です。

葛飾柴又帝釈天は寺院ですが、お宮参りや七五三の祈祷も行っています。

祈祷料は5000円から1万円です。古代インド神話で最強の神、帝釈天からパワーを授かりましょう。

また、葛飾柴又帝釈天には彫刻ギャラリーと「邃渓園」という立派な庭園があり、有料で見学することが可能です。

庭園ではお茶をいただきながらゆっくりすることができるので、一休みしたいときにおすすめです。

帝釈天の御朱印

寺社でいただける参拝の印、「御朱印」。

それぞれデザインが異なるため、御朱印を集めて回る「御朱印ガール」という女性たちが話題になったこともあります。

本来の御朱印はお札と同じく、とても神聖なものです。

スタンプラリーのように、集めるのが目的ではありません。参拝をした後にいただくのがマナーです。

葛飾柴又帝釈天では、祀られている「帝釈天」と、柴又七福神の「毘沙門天」の2種類の御朱印をいただくことができます。

どちらも、しっかりとした筆遣いで力強いものでかっこいいですよ。

-東京